来年に向けて入境(入国)隔離緩和へ

成都と天津では12月11日より、深圳の一部ホテルでは13日より※入国者に対して従来行っていた5日集中隔離+3日居家隔離(在宅隔離)を5日間の集中隔離だけに短縮された。
現地情報によると健康コードや行動記録(行程卡)のアプリが廃止されたことで集中隔離終了後に3日間の自宅隔離を行う場所に移動する人間の移動先での管理が難しくなっていることが影響していると言われている。
先週香港や北米で1月9日から0+3に短縮されるという画像や偽の国務院通達(下図参照)がSNS上を駆け巡ったが今回の上記2都市での5+0への短縮により噂の0+3は事実上なくなったと言える。むしろあるとすれば3+0のほうが現実的である。
また短期訪問VISAや、出国制限についても2020年3月以前に戻ると噂があるが引き続き検討中との中国旅行社筋情報。
いずれにせよ緩和はもうすぐと思われるが、2月以降は4月の定期異動駐在用VISA申請が集中することが予想され、いざ隔離期間短縮の際には一気に北米のダイレクト便が満席になり多くのいわゆる「直行便難民」が日本経由へ流れることにより日中間航空券が2020年4月当時のレベルに高騰することが予想される。
今期中(2023年3月以前)に中国への出張を希望する方は速やかに中国法人に招聘状を発行してもらい、日本の中国大使館でのVISA申請取得手続きを開始し、確実にVISA取得可能な日程でのフライトを予約しておくことをお勧めする。
まだ正式に発表されていないが旧正月期間中は中国大使館は休館になることもお忘れなく。
【中国国内の春節は1月21日(土)~27日(金)までの7連休。28日(土)と29日(日)が振替出勤日】
※13日に成都で5+0に短縮された動きを見て深圳の一部隔離ホテルを担当する当局者が5日間の隔離を終えた入国者を解放した動き。しかし深圳の防疫指揮部は媒体へは依然5+3を維持していると回答している

↑ 香港でSNS上に流されたデマ。この画像が中国本土の外国人に一斉に拡散。
↑ 北米で拡散された国務院を装う偽の通達

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