武漢日系企業の感染拡大ピーク超えたか

12月7日のゼロコロナ規制緩和により10月より感染が拡大していた武漢では職場を中心に感染者が激増し、先週おおよそ進出日系企業では市内の銀行や商社などオフィス系が7割―8割、開発区などの製造系会社では5-6割の従業員が感染したものと思われます。
陰性結果により出社を可能とする企業もあることより今週半ばまではおおよそ2-3割の出勤率でしたが、昨日あたりから徐々に回復しており東湖開発区の企業では「昨日3割出社だが本日は8割出社」との報告も。

広州総領事館関係者の話では、今回の急速な感染は発熱率が他国の統計からかけ離れて高いそうで日米の医療関係者が注目しているとしてる。また感染速度が速いのは3年間のゼロコロナにより風邪もひかなかった生活がもたらした反動で「無菌室に居た人間がいきなり外界にだされたようなイメージ」だとのこと。
同関係者によると職場や学校で感染爆発しているのが今、それが一般家庭に持ち込まれていわゆる子供や老人などに感染拡大する「市中感染」を起こすのが今後数週間になりそう。
職場や学校は比較的体力のある人間の集団で重症化があまり報告されていないが、市中感染になると弱者や基礎疾患を持つ人間が感染することより修羅場はこれからだとのこと

経済面では武漢のように他都市でもここ数週間でピークアウトすると思われ、工場稼働率については一部自動車産業における半導体関係の部品不足やクルマの販売不振による減産をのぞけば年明けから稼働は問題なくなると予想されている。

一方日系以外の企業の話では窓口の少なさより多くの企業がPCR検査による証明を義務付けず、抗原検査結果の写真による陽性認定による有給在宅待機扱いとしているため、中には家族の看病のため自身の結果ではない写真による申請でずっと休んでいる(ずる休み)ケースがあるとして、無症状なら出社させる制度へ変更している企業が増えているという


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