武漢光谷トラム5周年

武漢光谷広場と開発区各地を結ぶトラム「光谷有軌電車」の開通からちょうど5年が経過した。
武漢市では沌口と開発区南端(東風日産武漢工場横)を結ぶトラム「車都有軌電車」T1線が2017年7月28日に開通、2018年4月1日に光谷広場と開発区を結ぶT1、T2線が2018年4月1日に開通した。
トラムは基本バス(公交車)と同じ扱いのため百度地図に路線図が示されず、通勤や外出の際に車やタクシーで見る際に「いったいどこからどこまで走っているのか」と疑問を持つ日本人は多い。

今回当サイトでは地図上にトラム路線図を作成。専用ページ「地下鉄・トラム路線図」内で公開した。
光谷T1は今後鴻海(FOXCONN)工場まで南に延伸される予定で、完成するとT2の終着駅手前の華為(HUAWEI)武漢基地と合わせIT系通勤客を運ぶIT通勤トラムになる予定。
またT2線は光谷4路で光谷の南北の行楽地を結ぶモノレール「光谷空軌旅游線」と接続し、行楽客を運ぶ予定だ。

光谷空軌旅游線は光谷の行楽地九峰山と龍泉山を結ぶモノレール。主に光谷四路の上を通り2022年に起動が完成、現在は試運転中で2023年末までに開業予定。将来的に北は花城大道まで延伸、南は牛山湖まで延伸し全線で26.7kmとなる予定。トラムと同じく地図には載らない路線にてトラム地図に点線で表示している。

時間があればゆっくりと走るトラムから、いつもと違う開発区の風景やめったに行かないITやバイオの光谷開発区を楽しんでみたい。

沌口~漢南開発区を走るトラム「車都有軌電車」T1線路線図
光谷東湖技術開発区を走るトラム「光谷有軌電車」T1・T2線路線図

このほか光谷では光谷五路を南北に貫く地下鉄19号線の第1期(武漢駅~花城大道花山新城~光谷五路~光谷新月渓公園 全長23.3km)が2023年末もしくは2024年上半期に開通する予定。さらにその後地下鉄9号線(地質大学~光谷広場~呉村の南北を結ぶ。2029年頃開通予定)、地下鉄13号線(開通時期未定・临空经济区经盘龙城~漢口 新华路~汉正街~南湖大道~光谷火车站~光谷中心城)、地下鉄17号線(空港~IKEAの横~黄家湖~光谷地铁2号线秀湖駅)、地下鉄29号線(関山~左岭)および卾州への延伸の地下鉄30号線が計画されており10年後には東西および南北のアクセスが飛躍的に便利になる予定。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です