光谷で懸垂式モノレール体験乗車会実施

光谷地区の北に位置する行楽地「九峰山」と南に位置する「龍泉山」の間、全長10.5キロを結ぶ中国初の営業用懸垂式モノレール「光谷空軌旅游線」の体験乗車会が7月に実施されたと長江日報が報じた。
このたび当サイトでも路線図ページ内にモノレール路線図を設置した。

地元報道によると7月10日にはタイからの観光客72名を、同16日には市民100人が体験試乘を行い朋友圏やWEIBOなどで一足先の空中散歩が発信されている。

WEIBOに投稿された
試運転車輛

今回の中国初となる懸垂式モノレールは柱や橋梁によって支えられたレールににぶら下がるようにして走行するタイプで日本では「千葉都市モノレール」、江の島の「湘南モノレール」、広島「スカイレール」などが同じ懸垂式だ。

今回光谷に導入された車両「光谷光子号」は2両編成。全長は約24メートル、幅は2.5メートルで、最大定員は200人余り、最高速度は70km/h。青島中車股份公司で製造され昨年8月26日に完成し武漢に運搬され引き渡された。

発車、停車、ドア開閉など運行にかかわる全ての操作が自動制御され、非常事態のために1名乗務員が乗り込み対応を行う。

WEIBOに投稿された試運転車輛

「光谷光子号」の最大のアピールポイントは車内からの眺望で、側面の大きな横窓に加え床に真下の風景を楽しめる透明の大きな窓が設置されている。(スカートの女性はご注意を)

途中地下鉄11号線とトラムに接続し光谷だけでなく漢口・漢陽、鄂州など武漢近郊都市からの行楽客の足となる予定で、2023年後半の正式開業を目指している。

将来第二期として北は九峰山から花城大道まで、南は龍泉山から牛山湖まで延伸され現在懸垂式モノレールとしては世界最長の千葉都市モノレールの15.2キロをはるかに越え、全長26.7キロのモノレールになる予定。
(モノレールの世界最長は重慶軌道交通3号線の65.9キロ)

「光谷空軌旅游線」路線図と予定駅名

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