新世界エリア各店いよいよ立ち退きへ

昨年武漢市は新世界汇豪邸マンションの南側の利北社区(利済北路の西側)の都市再開発計画を決定。今年3月に硚口区は正式に建設会社と再開発工事の調印を行った。

計画によると全社区(下記地図の赤い線の部分)のすべての住居および商業物件の契約を終了し、住民は政府が指定した市内7箇所の住居へ引っ越しを終了したうえで今年年末までに解体を終わらせ、来年から新しい建設を開始するというもの。既に退去交渉が開始されているとのことで春先から既に日本人が利用する飲食店にも大家から話が来ていた。

2023年4月に作成された新世界エリア都市再開発地図


区の関係者情報では住民との立ち退き交渉に時間を要していたが、候補の7か所はいずれも都心部であることや昨今の不動産価格の下落や経済状況悪化などにより、立ち退き交渉が次第に進んでおり年末までに退去を完了させる予定であるとのこと。さらに住民との退去交渉が終わり次第商業施設の退去を完了させ解体工事を開始するとしている。

日本人の利用する飲食店も今後年末に向けて大家と立ち退き交渉を本格化するとみられ、交渉成立した物件から移転もしくは閉店していく予定。

日本料理店の「八雲」は2022年から退去を見据え同じ漢口の越秀金融汇に新店「八雲2」の建設を開始、ガスのインフラが開通次第開店すると発表している。

当サイトに寄せられた情報によると下記地図のROSE以南RAYS以北が入居するテナントの大家から各店舗へ契約期間にかかわらず9月28日までの立ち退きが通告されたという。




今回の通達を受けて多くの店は一時閉店し新店開店を検討する。

「竹馬」、謎の服屋&靴屋(店で買っている客を見たことが無い=武漢在住日本人談)は9月に閉店を決定した。

同地域の「深夜酒場ないす」は10月31日まで営業可能となったと発表し営業を継続している。

現在その他各店は移転先として①八雲2の並び ②サマセットエリア(響、Rainbowなど) ③新華路エリア(新橋、焼き鳥茜やAirなど)④西北湖エリア ⑤いっそのこと沌口(田舎屋、武蔵、秋桜など) を検討している模様だが、「スナックやバー関係は現在の来客情況をみると立ち退き料金をもらって閉店して個人的にパトロンにお金をもらうパターンになるのではないか。(武漢日本人駐在員)」という状況。

武漢在住日本人は「光谷に1軒くらい来てほしい」と語っている

青く塗りつぶした部分は解体ずみ。赤枠はこれから交渉。水色枠が今回の再開発対象エリア

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