2024年3月に開業した花水木(旧縁楽)は11月30日に同場所での営業を終えると発表した。
同店のある「友宜路エリア」は漢口の東西を貫くメイン道路「解放大道」と「京漢大道」が接近する場所で、以前はレインボーの前身「RYO」や「東京」、天安ホテルの「アテナ」などカラオケやスナックが6店、日本食屋も鳥勝や天安ホテル内の日本料理店など合わせ4軒あり当時は「大智路エリア」に並ぶ日本人駐在員の憩いの場であった。
その後2017年頃より日本料理店や飲み屋も新世界汇豪邸マンション南側エリアに集中化、2021年にかつての中心地「大智路エリア」からほぼすべての店が撤退、さらに昨年2023年に同エリア再開発のため各店が新華路やサマセットエリアなど周囲に移転、さらに日本人駐在員の住居が越秀やサマセットエリアなどに分散し始めたため同エリアから客足が遠のいていった。同店は閉店後は別の場所での再開の機会を探るとしている。
一方武漢を代表する日本料理店の「八雲」は新世界エリアにある1号店を同エリアの再開発にともない2025年初頭に移転する。
場所は現在の場所から北へ約200mのショッピングエリア「K11」のオープンコリドーの中間エリア 「ステーキハウスCUT99」跡地。
既に新店の内外装工事は開始されており間もなく新店の告知広告が顧客へ開始される予定だ。
「八雲」は2017年12月に湖北省出身の広東省「竹馬」グループ経営者が武漢に「八雲」として出店、新世界汇豪邸マンションの近くという好立地と50人近い人数を収容する座敷などで日本人駐在員の御用達となり、その後口コミなどで武漢市民に武漢を代表する日本料理店として一定の知名度を得た。
近所にはハートランド(恒隆広場)や武漢広場、K11などの商業施設があり華中地区最大の同済医院もあることから土日には外に入店待ちの列が出来るなど連日満員御礼状態が続き2023年には漢口越秀エリアに2号店を開店した。
今回の移転場所は汇豪邸マンション、ホテルやオフィスビルにより近くなり地下には駐車場もあることから利便性は飛躍的に向上する。
かつてK11の前身「新世界商業モール」の地下部分(現在は地下駐車場)に「竹馬」が出店していたが2016年に同モール改装のため閉店、その後K11ショッピングセンターとして拡張オープンした後解放大道沿いの別館ビル内に「麵屋武蔵」が開店したが2023年に閉店。同商業施設では2年ぶりの日本料理店となる。
八雲2号店の秋広告